2008年12月15日キュリー夫妻の墓参りで湯浅先生が読んだ詩

2008年12月15日キュリー夫妻の墓参りで湯浅先生が読んだ詩

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 現在はフランスの偉人達が眠るパンテオン地下にいらっしゃるキュリー夫妻も、当時はソー(Sceaux)にあるキュリー家のお墓にいらした。

 
Les cimetieres de Sceaux
 
Cimetieres de Sceaux si fleuris,
Que tu es luxe, aujourd’hui!
La lumiere, le bonheur que tu as!
Mais, sais-tu? Pourquoi es-tu luxe?
 
Tant d’envie que j’en ai.
Mme. Pierre-Curie y dort.
Sans ornement, sans les fleurs.
Mais, sait-tu? Comment sa vie etait luxe?
 
Tant d’envie que j’en ai.
Mme. Curie a vecu,
avec l’amour, avec le radium si eminants.

フランス語の詩とともに和歌も詠み、一緒に絵まで添えられている。先生の日記からはその多才ぶりが伺われる。教養が深く多才な素質は、研究者の仕事とは相反することが多く、それに葛藤し続けた人生が垣間見られる。キュリー研の入り口を毎朝だらだらとくぐっていたが、戦前湯浅先生がこの門で何度も門前払いされた(結局はコレジ・ド・フランスのジョリオ先生の所に入った)と知ると明日からありがたみをもって通えそうだ。