2006年1月6日ガレット・デ・ロワ@公現祭の集い

2006年1月6日ガレット・デ・ロワ@公現祭の集い

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 夕刻、研究所で公現祭の集いに参加した。おもちゃが入ったケーキ(ガレット・デ・ロワ)を集まったメンバーで切り分け、そのおもちゃが入った一切れをあてた者が冠を被るイベントである。持ち寄ったご馳走とともに、恒例のケーキを食べた。会場はサル・ジョリオ。キュリー夫妻の娘婿であるノーベル化学賞受賞者フレデリック・ジョリオ=キュリーの名を冠した小さな会場で、彼らが使っていた実験器具等が展示されていた。
 その集いの最中に、去年から研究所に在籍している日本人がいたが、彼と連絡が取れなくなったので日本の研究室に電話する時に手伝ってくれないかと頼まれた。確かに、英語があまり使われないこの環境に、私のようにすき好んで来た者でなければ、息が詰まって失踪してしまうのもわかる気がする。それくらい、日本の環境とも、外国人にオープンなアメリカの環境とも全く違う、フランスの濃い文化の中に、私はいた。
 その時話していた先生が、ドゥ・ジェンヌ先生と事実上の家庭を持っていたフランソワーズ先生(Francoise Brochard-Wyart)であった。