2月25日~27日ニューヨーク訪問
ボストンで開催される米国生物物理学会に参加するための米国出張。ボストンに向かう前に、コロンビア大等を訪問するため、ニューヨークに立ち寄った。到着後すぐに、元キュリーの同僚で、現在コロンビア大学で研究を行なっている友達夫婦のご自宅にお邪魔し、ご夫妻のフランス人のお友達数名とステーキハウスBen’sで会食をした。
日本人同様、食文化を大切にするフランス人達は、アメリカの大衆食文化に辟易している様子だった。先進国の中では、アングロサクソン(米英)とフィン人(フィンランド)の食事が最も残念だという意見を、世界中を飛び回る研究者、ビジネスマンの間でよく聞かれるが、自分も全く同感である。最も食事に気を使っているのが、やはり日本とフランスであろう。但し、日本人は自国の文化を誇示しないのに対し、フランス人は自国文化のアピールが上手である点は正反対といえる。
高校時代、ニューヨーク郊外ロングアイランドにあるラ・サール学校への短期留学した時以来のNY訪問だった。用務はコロンビア大学で複数の研究室訪問であった。議論を戦わせるために訪問した生物学者の中に、ノーベル生医学賞受賞者のマーチィン・チャルフィー教授もいた。当大学で時間を過ごし、様々な分野、職位の方々と議論を交わした。教授陣の顔ぶれは素晴らしいが、学生や研究員、更には現場の活気やエネルギーは、やはりハーバード大学やマサチューセッツ工科大学に比べると、やや物足りなさは否めなかった。パリの次はボストンに異動するか、それともニューヨークに異動するか、まだ最終決定は下していなかった。
用務の合間に、約10年ぶりにマンハッタン中心部や、ツインタワー跡に立ち寄った。晩はカーネギーホールでウェーンフィルハーモニー管弦楽団による公演。指揮者はインド出身の名指揮者ズービン・メータ、ピアノソロは中国人の芸人的ピアニスト、ランラン氏。高校時代に、当時師事していたピアニストから勧められて訪れたカーネギーホール裏にある老舗の楽譜屋さんを訪れた。10年前ここで買ったリストの「死の舞踏」や「ピアノ協奏曲」のオーケストラとピアノソロからなるフルスコアは、今でも大切に持っている。
高校時代、ニューヨーク郊外ロングアイランドにあるラ・サール学校への短期留学した時以来のNY訪問だった。用務はコロンビア大学で複数の研究室訪問であった。議論を戦わせるために訪問した生物学者の中に、ノーベル生医学賞受賞者のマーチィン・チャルフィー教授もいた。当大学で時間を過ごし、様々な分野、職位の方々と議論を交わした。教授陣の顔ぶれは素晴らしいが、学生や研究員、更には現場の活気やエネルギーは、やはりハーバード大学やマサチューセッツ工科大学に比べると、やや物足りなさは否めなかった。パリの次はボストンに異動するか、それともニューヨークに異動するか、まだ最終決定は下していなかった。
用務の合間に、約10年ぶりにマンハッタン中心部や、ツインタワー跡に立ち寄った。晩はカーネギーホールでウェーンフィルハーモニー管弦楽団による公演。指揮者はインド出身の名指揮者ズービン・メータ、ピアノソロは中国人の芸人的ピアニスト、ランラン氏。高校時代に、当時師事していたピアニストから勧められて訪れたカーネギーホール裏にある老舗の楽譜屋さんを訪れた。10年前ここで買ったリストの「死の舞踏」や「ピアノ協奏曲」のオーケストラとピアノソロからなるフルスコアは、今でも大切に持っている。