8月9日ロジェ先生レッスン

8月9日ロジェ先生レッスン

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 この日はショパンとプーランクの作品をみていただいた。この日はそういう雰囲気だったのか、会話もレッスンもフランス語だった。時間に余裕があったので、追加でサティの小品も聴いていただいた。これらの作品は、先生もCDを出されていたので、前もって先生の演奏を研究してレッスンに臨んでいた。細かい演奏技法から大きな構成どちらに関しても、レッスンで指示されたことは、ほぼCDで先生が演奏されているとおりの指示であった。それだけ先生の、これらの曲やピアノ演奏に対する解釈が確固たるものになっているのであろう。
 ニース音楽院にはチェンバロがほぼ全ての部屋やロビーに置いてあった。19世紀に多くの凍死者を出した大寒波がヨーロッパを襲った時、フランス北部では薪が足りずにチェンバロが暖を取るために燃やされて多くが失われたが、比較的暖かいフランス南部では、薪として燃やされずに今でも多くが残されているそうである。