2月13日ソルボンヌフランス文明講座初授業

2月13日ソルボンヌフランス文明講座初授業

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 早朝8時からソルボンヌ(現在はパリ大学の一部)でのフランス語講座が始まった。初級クラスに在籍したため、生徒は皆、全くフランス語がしゃべれない外国人ばかりであったが、とても気合が入っていた。ソルボンヌ・フランス文明講座を受けている人達の間で「ソルボンヌ症候群」なる言葉があるという。この講座の短期間集中の詰め込み教育にまいってしまうことらしい。ほとんどの受講生は、中東や北アフリカ、中央アジア、中国、東南アジア諸国からフランスに移住する権利を得ることを目的にはるばる渡ってきて、フランス社会に居続けるために文字通り人生をかけてこの講座を受講しているのである。仕事をしながら片手間でフランス語を学びにきていた私とは真剣度がまるで違っていた。
 ソルボンヌに行く日は出勤が午前遅めになってしまうため、時間のかかる実験を行うのは効率的でないため、これらの日はデスクワークや同僚との議論にあて、仕事のロスを最小限に抑えた。とにかくやるべきこと、やりたい事が多すぎ、かつ1年間という期間限定であったこの時の滞在中は、限られた時間を完全に無駄なく使えるよう、スケジュール管理を徹底していた。
 ソルボンヌという名前は日本でそれなりに知られており、一流大学であるという誤解をしばしば受けているが、グランゼコールが一流校であり、残念ながらソルボンヌは二番手の位置づけであるパリ大学の付属教室とでもいうべき位置づけてあろうか。「ソルボンヌ卒のエリート」などとテレビで紹介される場合、実際にはこのフランス語講座を修了しただけの場合も多いそうである。