1月18日シュリメ @ユネスコ

1月18日シュリメ @ユネスコ

未分類

 この日は26歳の誕生日。ユネスコのコンサートホールで、オルレアン国際コンクール優勝者シュミレ氏(Francesco Schlime)のピアノリサイタルを聴きに行った。たまたまピアニストの知人とそのお友達3人に遭遇し、ご一緒することになった。
 シュミレ氏は「現代とバロックしか弾かない、でもハイドンは面白いから弾く」と公言しているそうで、それを納得させてくれるテクニック、クールなオーラ、現代人的な感性と歯切れのいい音を持っていた。プログラムはフレスコバルディー、ハイドンに加え、自作。フレスコバルディーでは全くペダルを使わない、とても考え抜いて構築された演奏であり、一種の完成された世界を感じたが、ハイドンでは逆にそれに違和感を覚えた。
 自作はTokyo Beirutなど、内部奏法(ピアノの中の弦を直接はじく奏法)も使ったバリバリの現代曲で、彼のオーラ、演奏スタイルにとてもハマっていた。
 会場にはセルジオ・ティエンポなど、若手有名ピアニストもちらほら来ていた。彼の演奏から、また音楽家の友人達と彼の演奏について多くの議論を交わしたことで、多くを学んだような気持で帰途についた。何を学んだか、言葉で表現することは難しいが、実際に芸術や音楽を学ぶことの一環として、このような経験の積み重ねも重要なのであろう。実際に、東京で初めて師事したピアニストから、「言葉や理屈で説明できない事も学びなさい」としばしば指導を受けていた。