2008年10月8日ノーベル賞発表

2008年10月8日ノーベル賞発表

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 お隣のENSで、マーチン・カープラス先生のセミナーがあったが、アナウンスに気付くのが遅く、知らないうちに聞き逃してしまった。ハーバード化学科の彼の研究室に父親が在籍していたため、幼少の頃から彼の顔は知っていた。20数年ぶりにお会いしたかったが、残念だった。彼は何十年間ノーベル賞候補といわれ続けている。
 今年のノーベル生医学賞は、物理のキュリー研との双璧、医学のパスツール研究所の、あの二人だった。化学賞の受賞者3人は、ちょうど去年東京で使っていた緑色蛍光たんぱく質の研究に関わった人達で、よく論文をよんでいた直後だったので、少し身近に感じた。化学賞、物理学賞の方々4, 5名と、後日別々の機会にそれぞれ出会うことになるとは、この時は思ってもいなかった。この時化学賞を受賞された下村先生は、彼の1960年頃の仕事でお名前を知っていて、科学史に残る大昔の人物であるとの認識であったため、受賞発表でお名前を聴いた時は、受賞したことより、まだご存命であったことに驚いた。ノーベル賞をもらうためには長生きをしないといけないとよく言われるのは、こういうことかと再認識した。実際この数年後、カープラス先生が83歳の高齢でノーベル化学賞を受賞することになった。
 毎年恒例、例によって関連のメールがキュリー研MLで流れた。化学賞のロジャー・チェン博士あての「君がもらって嬉しいよ。フランスに来た時はキュリー研に寄ってね」というメールも回ってきた。パスツール研究所では2人の受賞のおかげでお祭り騒ぎかもしれないが、キュリーではいたって平穏だった。キュリーからも早く次の受賞者がでることを楽しみにしている。
 今年は日本人が4人も受賞したということで盛り上がっていたが、アメリカ側ではそのうち2人はアメリカ人として数えていた。