お休みと週末を利用してワルシャワを訪れた。これまでに何度か渡航を計画しては、毎回旅程を延期していたため、今度こそはと三度目の正直の強行スケジュールだった。ホテル・フレデリック・ショパンにチェックインし、仕事 […]
2006 年6 月20 日は記念すべき日になった。Rad51(相同組み換えタンパク質の一種)タンパク質がDNAをねじる運動を世界で初めて観測することに成功した。その日の午後、オランダの研究室から見学者があり、彼らに我々 […]
キュリー研究所で、ジョバンニが担当しているミオシンの実験を見に来た研究者に対し、私が立ち上げている磁気ピンセット(後にFree Rotation Magnetic Tweezersと名付ける)システムについて、イデー( […]
この頃、自分が開発した新型磁気ピンセットシステムはほぼ完成し、それを用いて一日中ビーズつきDNAを手作業で一本一本、数十回転ねじりを加え、欠損のない2本鎖DNAであるかを確認していくという途方もない単純作業を続けていた […]
日本人研究者にとって「徹夜で実験」は、何度も経験せざるを得ない通過儀礼みたいなものである。日本とは違い、毎日皆が6時に帰るフランスで、前日晩から初めて泊まりがけで実験をしてみた。徹夜をする必要があったからではない。 […]
キュリー研宛てに、めずらしく大きめの封筒が郵送されてきた。送り主はフレデリック・ジェフスキ。最近彼とは何もコンタクトをとっていなかったが、中身が何であるか、手に取る前に直感でわかった。またその封筒の薄さに少し安堵した。 […]
ルイ・パスツール、ピエール&マリー・キュリーと並びフランス科学史上最も重要な科学者に位置付けられるジャック・モノーの没後30 年を記念して、パスツール研究所内ジャック・モノー記念講堂で追悼セミナーが行われ、キュリー研究 […]
この日は久しぶりに研究室主催者である大ボスのヴィオヴィ先生とランチをとり、その後キュリー研のキャンティン(カフェ)でコーヒーを飲みながら、私が取り組んでいる研究プロジェクトの進捗状況と今後のビジョンについて議論を交わした […]