この合宿には、アメリカのハーバード大学、イスラエルのワイツマン研究所などから超大物研究者達が講師として呼ばれ、講義中のみでなく、共に食事やビーチバレーをしながらも彼らと討論をすることができた。講師も生徒 […]
朝ホテルをチェックアウトし、ニース港から高速フェリーでコルシカ島のナポレオンが生まれた街、アジャクシオヘ向かった。コルス=デュ=シュド県のカルジェーズ市にて、キュリー研究所(フランス)とマックス・プランク研究所(ドイツ […]
良い成果を出し、区切りのいいところで仕事おさめをし、人生で初めてのフランスでのバカンスを満喫するため、休日出勤で実験を進めていた。この日は日曜日であったが、午前中から実験を始め、昼過ぎに実験に適したと思われるDNAが見 […]
お休みと週末を利用してワルシャワを訪れた。これまでに何度か渡航を計画しては、毎回旅程を延期していたため、今度こそはと三度目の正直の強行スケジュールだった。ホテル・フレデリック・ショパンにチェックインし、仕事 […]
2006 年6 月20 日は記念すべき日になった。Rad51(相同組み換えタンパク質の一種)タンパク質がDNAをねじる運動を世界で初めて観測することに成功した。その日の午後、オランダの研究室から見学者があり、彼らに我々 […]
キュリー研究所で、ジョバンニが担当しているミオシンの実験を見に来た研究者に対し、私が立ち上げている磁気ピンセット(後にFree Rotation Magnetic Tweezersと名付ける)システムについて、イデー( […]
この頃、自分が開発した新型磁気ピンセットシステムはほぼ完成し、それを用いて一日中ビーズつきDNAを手作業で一本一本、数十回転ねじりを加え、欠損のない2本鎖DNAであるかを確認していくという途方もない単純作業を続けていた […]
日本人研究者にとって「徹夜で実験」は、何度も経験せざるを得ない通過儀礼みたいなものである。日本とは違い、毎日皆が6時に帰るフランスで、前日晩から初めて泊まりがけで実験をしてみた。徹夜をする必要があったからではない。 […]