2月3日ネルソン・フレイレ@シャトレ劇場
夕刻に、シャトレ劇場でネルソン・フレイレのピアノリサイタルを聴きに行くため、たまった仕事を片付けるため、朝早く出勤し、日中はバタバタ仕事をし、何とか開演に間に合った。以前東京で聴いた時、あまりにも素晴らしショパンが記憶に残っており、再度彼のピアノを聴くことを大変楽しみにしていた。相変わらず鍵盤を押す力を感じさせない美しく澄んだ音で、素晴らしいモーツァルトと、演奏困難な曲でも難しさを感じさせない本物テクニックをヴィラ・ロボスで披露してくれた。
リスト作曲のTranscendental Etudeを日本では「超絶技巧練習曲」と訳され、単にものすごく難しいテクニックのための練習曲だと誤解され、ひいてはリストという作曲家・ピアニストへの誤解を生んでいる。本来はテクニックをTranscendつまり「超越」したところにある芸術を磨くための練習曲である。そのことを思い出させてくれる演奏だった。
リスト作曲のTranscendental Etudeを日本では「超絶技巧練習曲」と訳され、単にものすごく難しいテクニックのための練習曲だと誤解され、ひいてはリストという作曲家・ピアニストへの誤解を生んでいる。本来はテクニックをTranscendつまり「超越」したところにある芸術を磨くための練習曲である。そのことを思い出させてくれる演奏だった。