1月21日~23日千年の都

1月21日~23日千年の都

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イスタンブールで学会があり、東大の先生方や同僚達トイスタンブールで集合した。東大の研究室からはボスニア出身のオランダ人(彼はクロアチアの大学にいた時クロアチアと祖国との戦争が起こったのでオランダに亡命した「戦場の研究者」)とトルコ人、日本人の後輩達。別れて数カ月しか経っていないが、異国の地での再会は、長い間会えなかった旧友に再会したような気持だった。現地出身者が同僚にいてくれたので、効率よく現地を楽しむことができた。
 到着したその晩から早速彼らと夜のイスタンブールへ繰り出し、美味い物を食べ、水タバコ(ナーギレ)を初めて吸った。酒などで酔う感覚とは全く異なるうつろな気分になる、不思議な体験だった。麻薬ではないというので一応安心はしていたが、あまりの楽しさに毎晩水タバコを吸いに通ってしまった。運よくトルコスーパーリーグ(サッカー)の試合も見られた。
 最終日は真面目に文化遺産を巡った。1000年前の建物が残っていることは、文化遺産のほぼ全てが400年前の薩摩の侵攻と先の大戦で破壊されてしまった沖縄人にとっては羨ましい限りである。
 東京では研究の話しかしたことのなかった同僚達と、それぞれの国による文化、生活様式、結婚などの違いについてプライベートな話ができた。特に宗教が異なる相手との結婚については、我々では実感することが難しい大変複雑な要素があるらしい。