7月19日パリ初胃カメラ!

7月19日パリ初胃カメラ!

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 最近大好きなエスプレッソの悪影響もあってか、胃腸の調子が悪かったため、胃カメラ検査をすることにした。この日朝一でアメリカン病院に向かった。この病院は、薬物中毒でかつアルコール中毒だったエディット・ピアフが発狂した時に担ぎ込まれたり、ウサーマ・ビン・ラーディンなど世界の錚々たるセレブ達が入院した豪華で由緒ある病院である。20世紀フランスを代表するピアニストの一人であったサムソン・フランソワが倒れ、最後に運ばれたのも当病院だった。

 大学院1年目、東京大学の厳しい労働環境で知られる研究室で働き出して約10ヶ月で胃潰瘍が出来て以来、定期的に胃カメラを飲んでいたが、幸いその時再発はしていなかった。麻酔後はバスや電車に乗らずにタクシーで家に直行するという誓約書にサインをしたが、平日だったためそのままバスでキュリー研究所へ向かった。平日なので家で休むことに意味もなく妙な罪悪感を感じてしまうことに、ここまできても日本人を捨てきれていない自分を発見した。麻酔が完全に抜け切れていないぼけた頭で、天才ジョバンニと画像解析技術について議論をした。おそらくほとんど議論になってなかったと思われるが、よく相手してくれたものだ