2回の勤務で合計2年半、フランスに永住しない日本人研究者としてはかなり長い期間滞在したことになる。素晴らしい研究所、研究室、同僚達、プライベートの友達に恵まれて居心地が良すぎたこと、二度と出会えないかもしれない成果に遭遇 […]
バスチーユのオペラ座で演奏会に出演するため、フレデリック・ジェフスキさんがパリに一人でいらした。2晩しか滞在しないのに、着いた初日に会って頂けるとは、なんとも光栄で嬉しいことである。その前日に突然電話で連絡を受け、びっ […]
沖縄出身でフランスに永らくピアノ留学していた先輩の結婚式で、ボルドー地方を訪れた。フランスの結婚式は市役所での調印式が終わった後は、ひたすら朝まで飲み明かす、そんな感じに形式張ったところがなくなごやかで、朝まで飲んで踊っ […]
キュリー研を去る直前に、ようやくここで数年に渡り遂行してきた研究成果をまとめた論文が米国科学アカデミー紀要(PNAS)に採択されたという連絡を受けた。2005年から2006年にかけての1度目のキュリー研滞在時に実験系の […]
パリを去る日程がほぼ確定してきたこの頃、キュリー研では研究を引き継いでくれる予定の大学院生さんに、引継ぎを徐々に始めていった。私の発明した次世代磁気ピンセットシステム(FRMT)を使った研究をアメリカでも日本でも行う予 […]
ロンドン留学中の大学・サークルの同期と、旅行で来ていた同じくサークルの同期、彼のハーバード時代のルームメイトで医師・神経科学者のM君とで集まった。キュリー研とその周辺を案内し、レアール広場の辺りで食事をした。金融マンや […]
ザルツブルグを直訳すると塩の山。世界中から各界のセレブ達の集まるザルツブルグ音楽祭の期間中なので、市内には裕福な観光客が多く、市内を馬車が多く通るため、路上に巨大な落し物がよく転がっていた。ザルツブルグ在住の日本人が曰 […]
ここに来るのは、おそらく最後になるだろう。2006年以来、何度もここに通った。かつてはプーランクが、この町の叔父の家に滞在していたらしい。 いつでも笑顔を絶やさない、年齢を重ねても強くて美しいシャンタル先生。この日は […]