平日はひたすら実験の日々が続いていたこともあり、週末オックスフォードにショートステイ中だった若い友人が、パリに遊びに来てくれて一緒に観光したことは、とても良い息抜きになった。 キュリー研とその周辺界隈を案内し、キュリー […]
休日だが、午後キュリーへ実験の準備に行ったら、それなりの人数が働いていた。研究者は勤勉である。晩9時過ぎにトロカデロ広場で友人達と集まり、ワインを飲みながら、エッフェル塔と重なる花火を見た。2年前より花火が豪華になって […]
今回の滞在で、キュリー研で私に割り当てられた机の両隣はイタリア人の同僚だった。キュリー研内の我々の研究グループでは、フランス語の次にイタリア語が公用語となっていた。「コメバ?」(調子はどう?) 「ベーネ!」(好調!) […]
今春から再びキュリーに戻っていた。前回パリを去った後、東京で1年数カ月を過ごし、その間に博士号審査なる儀式を済ませていた。そのため、研究者としては特段何かが変わったという実感はなかったが、今回は「博士」の称号を得ての渡 […]
東京帝国大学教授でもあった夏目漱石の「三四郎」を読んだ。明治時代、田舎から出てきた研究者のことが書いてあり、面白かった。 三四郎の定義によれば、 第一の世界=地元:「いつでも戻れるし戻りたいけど戻らない。」 第二の世界 […]
パリ最後の晩、沖縄県人会の会長さん宅で、この秋から新しくパリにやって来た沖縄人留学生を交えて飲み明かした。会長さん宅で午前中4時間だけ仮眠をとらせてもらい、友達の家へ荷物を取りに行き、そのまま友達数名と一緒にシャルル・ […]
早朝お部屋を大家さんに引渡し、一旦友達の家に荷物を置いてキュリー研へ。この日が今滞在最後の出勤となった。研究室のメンバーで私が始めたプロジェクトの今後の方針について長々と議論し、夕方8時前にキュリーを出た。ヴィオヴィ先 […]
アパルトマンを退去するため、引っ越し業者が荷物を引き取りに来る前日、友達が代わる代わる、家具などを買いに、クリッシーの自宅を訪問してきた。ギャルドン門下の友達が、岩崎セツ子先生の門下生でこの秋からギャルドン先生の門下に […]