キュリー研で不定期に主催されるSoiree Orange(オレンジのソワレ)に初参加してきた。研究所の一室をオレンジ色で飾り、各々食事を持ち寄るパーティーで、私は稲荷ずしにイクラとキャビアを乗せたオリジナルレシピで参加し […]
キュリー研のマリー・キュリー記念講堂。壁にはキュリー夫妻の在りし日の写真と、ラジウムの質量を計算した時のキュリー夫人直筆の拡大ファックスが掲げられている。この日はイスラエル人科学者ユーリ・アロン博士のセミナーを聴講した […]
パリ郊外のMarly de Roiにある施設でキュリー研主催のセミナー合宿に参加した。宿泊するという選択肢もあったが、2日間パリから通った。雪が積もっていてとても寒い日だった。 イギリス同様、フランスでも戦前からの階級 […]
イスタンブールで学会があり、東大の先生方や同僚達トイスタンブールで集合した。東大の研究室からはボスニア出身のオランダ人(彼はクロアチアの大学にいた時クロアチアと祖国との戦争が起こったのでオランダに亡命した「 […]
この日は26歳の誕生日。ユネスコのコンサートホールで、オルレアンで行われた20世紀音楽国際ピアノコンクールの優勝者、シュミレ氏(Francesco Schlime)によるピアノリサイタルを聴きに行った。たまたまピアニス […]
しばらくの間一緒に実験を行うことになった大学院生は、既述の超エリート校エコール・ノルマル・シュペリウル(高等師範学校)ENS卒であったが、何故かとても計算に弱かった。私が鉛筆や暗算で行う計算も、電卓を用いなければできなか […]
夕刻、研究所で公現祭の集いに参加した。おもちゃが入ったケーキ(ガレット・デ・ロワ)を集まったメンバーで切り分け、そのおもちゃが入った一切れをあてた者が冠を被るイベントである。持ち寄ったご馳走とともに、恒例のケーキを食べ […]
その日、パリで長年活躍され、現在では沖縄在住の高名なピアニスト、岩崎セツ子氏から一通の電子メールが届いた。 「ギャルドン先生にメールしなさい。私の方からも紹介しておきます」と。 私はこのメッセージの重みを全く理解して […]